彦根芹川の家House in HikoneSerikawa
設計コンセプト
ご夫婦と小さなお子さん3人のための住まいです。
敷地は交通量の多い道路沿いにあります。そのため、道路側から駐車場、板塀、植栽、テラスと配置し、建物はできるだけ奥に配置し、静かに安心して暮らせるよう配慮しました。
外壁と板塀には黒く塗装した杉板を採用し、植栽した木々が映えるようにしました。
また、周囲に残る瓦屋根の街並みに自然に溶け込むよう、屋根はシンプルな切妻屋根とし、軒を1200mmと深く出しています。
内部は、動きやすくシンプルな間取り。少し広めの居間を中心に各部屋や水廻りが付属する形です。
クライアントは料理人であり、こだわりの造作キッチンを設け、その奥には小さなワークスペースを配置。
このキッチンが家の「コックピット」のような存在になっています。
テラスへと続く開口部には中央FIX窓と両端片引きの木製建具を採用し、この住まいを特徴づける場所となっています。
冬は太陽高度が低いため、深い軒があっても居間の奥の畳間まで光がしっかり届きます。
仕上げは、壁が砂漆喰、床が杉板の柿渋塗、天井はラワンベニヤ。華美な装飾はなく、日常を大切にする空間を意識しました。
竣工後しばらくして植栽が入り、建物がより生き生きとしてきたように感じます。
これから樹木が茂り、暮らしと共に建物が経年変化していく様が楽しみです。











































